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アーモンドアイが驚異的レコードで勝ったジャパンカップの感想

 

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公開日 2018年11月25日

 

 

久々に競馬の記事。東京競馬場の芝2400メートルで行われたGⅠジャパンカップを見た人もいると思いますが、牝馬3冠を達成したアーモンドアイが1番人気に応えて優勝しました。

 

 

アーモンドアイは驚異の2分20秒6のタイムで優勝

 

日本調教馬の3歳牝馬としては2012年のジェンティルドンナに続いて2頭目ジャパンカップ制覇となりましたが、大きな話題としては2分20秒6という日本レコードでの優勝ということです。

 

 

これまでの東京競馬場の芝2400のレコード及び芝2400メートルの日本レコードは05年のジャパンカップアルカセットが記録した2分22秒1でしたが、そのレコードを1秒5も更新するタイムでしたし、今回のタイムは世界レコードでもあります。

 

 

要員としては、今の東京競馬場の芝は速いタイムが出る状態で、当日も8レースに行われた芝1800メートルの1000万条件のオリエンタル賞もペースが速かったとはいえ、1分44秒7というとても速いタイムが出ました。

 

 

そしてペースの影響もあります。前半の1000メートルは59秒9の通過でした。今日の馬場を考えれば平均的なペースでしたが、道中で緩む区間が無く、中盤から11秒台のラップが続く展開でした。

 

 

このペースを作ったのは2着に入ったキセキなのですが、川田騎手は完璧な騎乗であったと思います。それを差し切るのですからアーモンドアイの強さが光ったレースだと思います。

 

 

超高速タイム決着の功罪

 

 

これだけ速いタイムが出ると、外国馬には厳しかったと思います。今回の外国馬は2頭だけの参戦でしたが、来年以降外国馬が何頭呼べるのか。

 

 

特に時計がかかってタフな芝が欧州の主流でもあったりするのですが、欧州の芝と全く異なった適性が求められると思いますし、ジャパンカップが近年日本馬の独占を考えると、よほど適性がありそうな馬でないと厳しいのかなと思います。

 

 

逆にアーモンドアイは欧州のタフな馬場に対応できるかという感じも受けます。これだけ速いタイムで走ってしまえば、時計がかかる芝のレースへの適性はどうか。例えば凱旋門賞が開催されるロンシャンの芝への適性とかね。

 

 

そして今は芝が改良されていて、馬に負担の少ない馬場をJRA側も目指しているのでしょうし、速いタイム=ケガのリスクが大きいという訳ではないのですが、勘違いしている人も多いはず。

 

 

今回のジャパンカップの勝ちタイムは衝撃的で、ダービースタリオンのBCの世界なのですが、こういうジャパンカップで速いタイムが出たことについて考える必要があります。

 

 

衝撃的な強さのアーモンドアイの今後

 

 

桜花賞秋華賞は3ヶ月以上間を空けての出走ということを考えれば、アーモンドアイは間隔を空けて使った方がいいのでしょうから、有馬記念はパスして来年に備えることを予想します。

 

 

来年はどこの最大目標を置くか。もちろん秋のロンシャン芝2400メートルの凱旋門賞は視野に入っていると思いますし、仮にそこを目標とするなら春にどういうローテを組むのか。来年もアーモンドアイの動向に注目されるのは必至です。